第3回 山口 マオさん2009年9月
こんにちわ。わたしは、『わにわにのおふろ』などのえほんをかいている えかきさんです。いらすとれーたーというしごとをしています。わたしが、みんなとおなじくらい ちいさかったころ、えをかくのが とってもすきでした。ひこうきのえをかいたり、てつわんあとむや えいとまんという、あにめのひーろーのえを かいたりするのもすきでした。そして、まいとし、おばあちゃんが あそびにくると、かならず、おばあちゃんのえをかきました。つみきやきのぼり、かくれんぼも すきでした。でも やっぱり えをかくのがすきでした。いまでも、ようちえんのときにかいた「ぺんぎんのおやこ」のえと、「とけいやさん」のえがのこっていて、じぶんも きにいっています。
みなさんも、すきなことを、いっしょうけんめい やってください。おえかきも、うたも、かくれんぼも、かけっこも。すきなことを いっしょうけんめいやって、なにかを いっしょうけんめいやれる おとなになってくださいね。
みなさんは、本を読むのが好きですか?私は、絵本や雑誌の絵を描くイラストレ―ターという仕事をしています。みなさんの中には、小ちゃい頃、『わにわにのおふろ』が大好きだった・・・という方もいるかも知れません。
例えば、「わにわに」の絵本を1冊つくるのに、どれぐらいの手間がかかっているのかというと、だいたい15点の絵が描かれていて、私はそれを木版画という技法で描いています。木版画というのは、版木という板を彫刻刀で削って、絵の具をのっけて、和紙をのせ、バレンでこすって、写し取ります。そうしてようやく、15点のうちの1点の絵が出来上がります。1点の絵にだいたい4枚の版木が必要なので、一冊まるごとだと、約、60枚の版木を彫って刷ります。
本当に大変な作業ですが、絵本が出来るのが楽しみで、自分でも不思議な位、一生懸命作り上げます。ちょっとカッコよく言えば、まだ見ぬ絵本の世界を見つけるための冒険を続けているのです。カッコつけすぎだね。私は今日も明日も絵を描いています。








「わにわにシリーズ」の絵本(福音館書店)で有名な絵本作家さんの山口マオさんが登場です。子どもの頃から、絵を描くのが好きだった山口マオさん。いったいどのようにして、1冊の絵本が出来あがるのでしょうか。
【プロフィール】
山口 マオ(やまぐ ちまお)イラストレーター、画家、版画家。1958年生まれ。東京造形大学絵画科卒業。1988年、ザ・チョイス年度賞入賞1991年、講談社年鑑日本のイラストレーション新人賞、2002年 第一回アジア絵本原画ビエンナーレ佳作賞、2009年 ブラティスラヴァ国際絵本原画ビエンナーレ入選。主な絵本に、『わにわにのおふろ』『わにわにのごちそう』『わにわにのおでかけ』『わにわにのおおけが」『わにわにとあかわに』(以上福音館書店)『なりました』『ふくろうのそめものや』(すずき出版)『十二支のはじまり」(岩波書店)ほなどがある。